「人権教室」から学ぶ ~ハンセン病史を通して~

平成29年10月31日(火)に、平成29年度の人権教室を行いました。講師に、沖縄愛樂園自治会長の金城雅春 氏をお招きし、ハンセン病史を紡ぎながら、お話しくださいました。ご自身がハンセン病にかかり、25歳で国立ハンセン病療養所沖縄愛楽園に入所。初めて病と対峙し、食事が喉を通らない日もあった。園内の書庫で書物を読みあさり、国の隔離政策、徹底的な差別の現状を学んだようである。その壮絶な体験から、「人権回復への道」をひたすらに歩んでいらしたとのこと。児童にとっては、少し難しいお話であったが、金城さんの真剣なまなざしや語りで、人権の大切さと差別する社会の怖さに感じ入った様子でした。「愛楽園を訪問したことがある?」の質問に「ハイ」と手を挙げる児童が3名ほどいた。平和な今の時代だからこそ、『「基本的人権の尊さ」に気づいてほしい!』『優しさと強さを兼ね備えた人格を・・・』と、願わずにはいられない貴重なお話でした。