互見授業での学び ~共に学び、一歩前進へ~

第一弾、1月18日(木)に、本校の理科主任の金城先生の互見授業による研修を行った。「理科」の授業で、単元:電磁石の働きの実験を5学年の児童3名と展開された。準備された実験器具を前に、子ども達はやる気満々。実験の前の予想への食いつきがすごい。準備された実験器具(授業材)を手に取り、コイルと電池の組み合わせを試行錯誤しながら学ぶ様子が「主体的・対話的で深い学び」の活動となっていました。用意周到な準備が、ゆとりを持って「看取る」授業でした。

 

第二弾、1月29日(月)に、1年生・2年生複式学級の竹田先生による互見授業を行われた。「算数」の授業で、1学年 単元:100円でのかいもの 2学年 単元:100cmをこえる長さ を「わたり・ずらし」の授業デザインでの展開。おかしと値段の掲示物を使い、安田っ子の興味関心を引きつけ、課題へと導いていました。「10のまとまりで考える、学び合う活動」が、自分たちで進められていました。2学年では、ものさし等の具体物の見方を意識させ、1mものさしと30cmものさしの違いを量感に触れることで、感じとれせていました。1年生でも、対話的に思考を深め合っていました。2年生は、学習進度ボードを活用し、一人で課題に向き合い、じっくり考えて学んでいました。学んだことを発表し、先生と深め会う場面が面白かったです。各々の学年にあった、算数的活動を駆使した「わかる授業」の展開でした。

 

第三弾、1月31日(水)に、4年生の比嘉先生による互見授業が行われた。「理科」の授業で、単元:もののあたたまり考えを交換し、予想を立てることで、意欲を持って実験活動に臨んでいました。実験を通して、確かな実験の原則として、「条件をそろえる」ことの大切さに気づくことができましたね。「水は、どこから、どのようにあたたまっていきましたか」という発問が、思考をはたらかせるgoodな発問でした。アルコールランプと試験管を持つ手が科学者のように・・・安田っ子の主体性を大事に、丁寧に関わりながら展開する授業に、「実験の醍醐味と思考する楽しさ」が見られた授業でした。

 

  

第四弾、2月20日(火)に、千秋先生による1・2年生 道徳 題材:「脳の引き出し」の互見授業が行われた。導入で、お友だちがお話を聞いてくれない場面を設定し、役割演技をすることで、一人一人が人の話に耳を傾けることの大切さに気づいたようだ。人の脳の仕組みを引き出しに例え、脳の中に「勉強に関する引き出し」や「人間関係に関する引き出し」があり、人によって、開けやすい引き出しや開けにくい引き出しがあることがわかったようだ。一人一人が自分の個性を「引き出しで開き具合を確かめてみる」という行動が、『自分を見つめる機会』となったようだ。千秋先生の優しい語りとハートマークの吹き出しに誘われ、思い思いに自分や友だちのよいところを書いている真剣な顔・顔・顔!。人は人との関わりの中で、自分らしさを体得していくんだなぁ・・・!一人一人の成長が観られた授業でした。