本校は、本村の東海岸に面した安田区にあり、村役場所在地の辺土名から与那の県道2号線を横断し、約20.3Kmで安田に至る。
本校の東側は、保安林を隔てて太平洋に面し、小半里の白浜が続き、眼前に安田ヶ島が浮かんでいる。また、南側には漁港、東北の小高い丘には無人灯台、西側には伊部岳(353.7m)が聳え立ち、海と山との織り成す大自然に抱かれた豊かな環境に位置している。
本校の位置する安田区は、昔は陸の孤島と言われ、その当時は、マーラン船(山原船)で遠く与那原町と交易(木材・薪等)を行っていた。昭和59年3月12日に県道2号線が舗装道路として全面開通し、車の往来も自由になったため、陸の孤島と呼ばれたころの面影は薄れてきた。
本校区は 、平成15年度の楚洲小中学校の閉校に伴い、平成16年度から、安田区、楚洲区の2字で構成されるようになった。
本校区は、過疎地域として三級僻地に指定され、教員住宅が完備されている。
安田区には、国指定の重要無形民俗文化財「シヌグ」があり、伝統文化の継承に区をあげて取り組んでいる。「シヌグ」が催される旧の七月は、年間最大の人出で賑わう。