国の重要無形民俗文化財 安田の大シヌグ講話

7月20日(木)大城盛雄さん、 区長さんをお招きし大シヌグ講話が開かれました。

8月28日に行われる大シヌグに向け、盛雄さんが子ども達へシヌグについてのお話をしてくれました。

安田のシヌグは、沖縄県北部に400年前から伝わる豊年祭です。また、「五穀豊穣」「無病息災」を祈願して山の神と海の神の両方を祭る伝承文化(神事)です。

「ウフ(大)シヌグ」で行われる「ヤマヌブイ」(山登り)では、男性だけが草木を体にまとい山の神様から霊力を授かります。「一日神」となった男達は下山し海ので厄払いをします。

「ウフ(大)シヌグ」で踊られる古舞踊の「ウシンデーク」では、女性だけが円陣を組み、太鼓と歌に合わせて約一時間踊ります。

安田のシヌグは、昔からの祭礼の内容が一つも欠落することなく原形のまま伝承されています。細かいところまで昔のやりとりが継承されている点で、県を代表する文化財として指定されました。

盛雄さんの話しを聴いた子ども達に、シヌグに参加したいという強い意気込みが感じられました。地域の伝統文化を大切にする心と、安田区の一員であることに誇りを持てる貴重な時間でした。